先日紹介させて頂きました、紬のお着物が、お嫁に行くことになりました。
ショートコートをオーダー頂きました。
打ち合わせ、採寸の後、デザインをいくつか考え、その中からお気に召したものを選んで頂き、、、その間に、選んで頂いたお着物を解きにかかります。
丁寧に糸を抜いてバラバラにした後、専用の洗剤で水洗いします。
さわさわと、川に流すように。
着物は、必ずと言っていいほど色落ちしますので、重ねてゴシゴシ洗うことは出来ません。長く水に浸けておくのも厳禁。色が流れ出てしまいます。
しぼると、布がよれてしまうので、タオルドライか、脱水をさっと。
その後、パンパンと奇麗にのばして、風に当て、乾ききる前に取り込み、
仕上げにアイロンで乾かす、という一度始めたら付ききりの作業です。
でも、こうして水で洗ったものは、製品にする前に縮み切ります。
ですので、仕立て上がりのお洋服を、ご自分で洗うことが出来るのです。
着物の生地は、洗うたびに柔らかく体になじんできます。
物によって、お水に弱い物もあります。
襟の部分などの小さな端切れで洗いを試して、水洗い不可能な物は、解いた物をドライクリーニングに出します。
奇麗にした布は、お風呂上がりのようにさっぱり。
出来上がりが楽しみです。
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